こちらの南部鉄器の急須は、丸いフォルムと色に惹かれて、私が一目惚れして購入したものです。
使わない時も、インテリアとして飾っています。藍花 日の丸 鉄急須
南部鉄器とは
岩手県の盛岡市と奥州市で作られる約400年の歴史を持つ伝統工芸品です。熟練の職人たちにより、脈々と受け継がれてきた鉄鋳物は、芸術性と実用性を兼ね備えた逸品です。
日本の伝統工芸品の鉄瓶や急須が欧米や中国・東南アジアで人気となり、それが日本に逆輸入されて、今、若い女性や主婦などが伝統の良さを再発見しているのです。
南部鉄器といえば、鉄瓶です。鉄瓶で沸かしたお湯はまろやかで鉄分補給もできるというので、海外でも注目されているそうですが、鉄をサビさせてしまう私は(乾燥を上手にできない)、気にはなっているけれど、購入できないでいたところに、内部がホウロウ加工になっているこの急須に出会い、私の不安が吹き飛びました。
鉄瓶と急須の違い
鉄瓶・・・直火にかけることができ、お湯を沸かすことを目的としています。鉄瓶で沸かしたお湯は、まろやかで鉄分補給ができますが、錆びやすいのでお手入れが必要。
急須・・・保温性を目的にしています。ホーロー加工されているものは、直火・鉄分補給はできませんが、お手入れしやすい。
以前は、黒い鉄瓶のイメージが強かった南部鉄器ですが、最近はカラフルなデザイン性の高い物が多くオシャレなキッチン雑貨として世界的にも注目を集めています。
カラフルな急須が生まれたきっかけ
フランスの紅茶専門店から「フランス人好みのカラフルなティーポット(急須)」の製造を依頼されたことがきっかけだったそうです。黒く重厚であることが南部鉄器の美であり、常識だったが、当時の社長の「お客様が望むものを作ろう」「時代にあったものを生み出そう」という方針のもとに開発に着手され2年がかりで、塗料を焼き付けた上にカラー塗料を重ね手作業で磨き上げることで独特の風合いをうみ出すことに成功されたそうです。
引用・・・岩鋳(iwachu)
南部鉄器の急須は、黒の他に、赤・青・緑・白といろんなカラーが出ています。
デザインも丸いものから、楕円形で注ぎ口が細長いものなど工夫をこらしています。
人気の理由
①おしゃれでデザイン性の高いカラフルなティーポットは食卓に彩りを添えてくれます。
②職人が手がける南部鉄器の製造工程は100以上あり、実用性が高く、見た目も美しい。
③鉄瓶で沸かしたお湯は、滑らかで、鉄分補給ができる。
④保温性が高い。
⑤長く使える。一生ものである。
感想
テーブルに南部鉄器のティーポットがあるだけで、会話が弾みます。なんだかカフェのような気分になるのです。
なぜか惹かれるのは、本物だからなのでしょう。
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