長寿のお祝いは、何歳でするの?由来とは?読み方とお祝いの色は何?
意外と知らない長寿祝いをまとめてました。
長寿のお祝いといえば、還暦が、数えの61歳で、お祝いの色は赤というのはご存知の方も多いと思いますが、長寿のお祝いもそれぞれ由来とお祝いの色があるそうです。
長寿のお祝いの由来とは?
元々は中国の風習でしたが、日本では、奈良時代に聖武天皇が40歳を迎えられたのを記念してお祝いしたのが始まりと言われています。
江戸時代から一般庶民の間でも祝われるようになり、今日までその風習は続いています。
長寿祝いの読み方とお祝いの色は何?
🔴 還暦(かんれき) 61歳(満60歳)
生まれた年の干支に還ることから、「還暦」と呼ばれるようになったそうです。赤いちゃんちゃんこの祝い着と頭巾をかぶってお祝いをする風習がありますが、私の友人は中々着たがりません。ですが、ちゃんちゃんこを用意して写真を撮ると、満更でもない様子で写真の表情は、とてもいいです。赤が魔除けの色であることや、赤ちゃんに還るということからきているそうです。
必ずしも赤いちゃんちゃんこではなく、赤いお花や小物でもいいそうですよ。
🟣古希(こき) 70歳
中国の唐時代の詩人、杜甫の詩の一説である「人生七十古来稀なり」に由来しているそうです。昔は短命な人が多く、七十歳まで長寿を保つのは本当に稀であったことから無事に七十歳を迎えたことをお祝いしたのだそうです。現代では還暦よりも本格的な長寿の祝いと考えられているようです。色は紫です。
🟣喜寿(きじゅ) 77歳
「喜」という字の草書体が七を3つ重ねた形になり、七十七と読めることに由来しています。還暦と古希は元々は中国から伝わったものですが、喜寿に関しては日本が発祥と言われています。色は紫です。
紫には、心と体の癒しの効果があります。そしてかつては位の高い方々だけが身につけることが許された色でもあります。そこから生まれた高貴さや敬意を表し「これからも長生きしてほしい」という願いを込めて、喜寿の祝いにこの色を用いたと思われます。
🟡🟣傘寿(さんじゅ) 80歳
「傘」の俗字が八と十を重ねた形になり、八十と読めることに由来しています。色は黄色か紫どちらでも良いとされています。
黄色のちゃんちゃんこを着て傘寿(80歳)のお祝いをする
傘寿のお祝いの色は、紫でも黄色でもどちらでもいいとされていますが、上記の写真本人曰く、88歳のお祝いが、できるかわからないからと、黄色のちゃんちゃんこを選び、お祝いしました。
🟡米寿(べいじゅ) 88歳
「米」の字を崩すと八十八と読めることに由来しています。色は黄色です。
米寿の米の字の由来である、実る稲穂からの連想色のため、黄色をお召しになる方が多いそうです。
⚪️🟣卒寿(そつじゅ) 90歳
「卒」の字である「卆」が九十と読めることに由来しています。色は白です。傘寿が黄色と紫どちらでも選べるように、卒寿も白と紫どちらでも良いそうです。
⚪️白寿(はくじゅ) 99歳
百から一を引くと「白」になることに由来しています。色は白です。
白色は「純粋で無垢」、そして「神聖」な色とされています。
⚪️紀寿(きじゅ)または百寿(ひゃくじゅ) 100歳
100年が一世紀ということから紀寿、または100歳であることから百寿と呼ばれています。色は白です。
まとめ
私は、料亭で働いているので、長寿祝いにいらっしゃる方をお見かけしますが、共通して言えることは、食欲があるということです。お肉も召し上がりますし、完食されます。食欲があることと、健康で長生きすることは比例しているようです。現代は100歳まで生きれる時代と言われています。健康で長生きするためには、なんでも食べて、適度なお酒のようです。
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