深川みの家(桜なべ)

素敵なお店

森下駅を出て交差点のすぐそばに、昔ながらの下町を感じるお店「みの家」さんは、あります。

みの家

入り口には下足番(年配の女性でした)がいて、検温と手指を消毒して、靴を剥いで上がると大きな木の札をいただきます。1階の右奥に通されました。天井が高く大きな座敷に細長いテーブルが置かれ、奥に庭がありました。「馬頭観音」が祀られているそうです。

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細長いテーブルにコンロが並んでいます。

午後のオープンすぐの時間、もうすでに年配のスーツ姿のおじさま達が楽しそうに桜鍋を囲んでいました。

馬刺しは、食べたことがありますが、馬肉の鍋は初めてです。

なんとなく匂いがあるんじゃないかと思っていましたが、臭みは感じずに、逆に柔らかくて美味しいのです。味の染みたお麩も最高でした。

桜なべとは

桜というのは馬肉のことで、馬肉をすき焼きのようにして食べる鍋を桜なべと言います。「桜なべ」は、精がつく食べのもとして、明治時代から愛されてきた東京の伝統料理だそうです。

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桜なべ一人前2350円 肉さし1950円

桜なべの上にのっているのは、特製の味噌と、馬の腹脂。味噌を割りしたで溶かしながら煮込んで、肉の色がさっと変わったら食べ頃です。

馬肉も青森から最高の馬肉を仕入れて自店で熟成されているというこだわり、

ネギは、千住ねぎを使用、しらたきとお麩もそれぞれ当店用に製造してもらってるそうです。

馬肉は栄養価が高い健康食材

カロリーは、牛肉の半分でヘルシー。

タンパク質が豊富な上に保湿効果や血管を強くするペプチドが多く含まれています。

馬肉の鉄分とカルシュームは豚・牛の3〜4倍

ミネラルは牛肉の3倍など

ビタミンやミネラルもバランスよく含まれているそうです。

みの家は、明治30年創業

今も愛され続ける理由

  • 隅田川の水運に支えられた東京下町で、肉体労働者の食べ物として発展したそうです。
  • 問屋に任せていた馬肉の熟成を自店で手掛け、最も良い状態の肉を提供する。
  • 木場の職人衆も一目置いた、良質な木材を用いた風情ある建物の雰囲気を守り続けているそうです。

下町情緒の空間

こちらのお店は、建築当時(昭和29年に建てられた)の姿のまま、当時は炭を使っていたことから天井が高く風通しの良い作りになっています。店構えも下町風情が残り、下足番さんが入り口に座っているなど昭和初期の東京の下町を味わうことができます。

昔は、9割が男性でしたが、今は女性のお客様が増えて、5割が女性だそうです。

絶品 あぶらさし

この脂のお刺身が、歯応えがあって本当に美味しかったです。これは召し上がっていただきたいです。

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あぶらさし(1800円)

感想

馬肉は、カロリー控えめで、高タンパクな健康食材。さらに鉄分が非常に多く貧血気味の若い女性の方にもお勧めだそうです。こちらのお店では、赤ワインをいただき、長居せずにサクッと食べて次に行くのが粋だと聞いて、シメを食べずに、出てきましたが、もう一つ卵を足して卵を絡め、ご飯にかけて食べるのが最高だとコメントしている方がいました。次は、シメまで食べて帰りたいです。

参考 ホームページ、dressinng より

PS.馬刺しは生肉なので、体調の良い時がおすすめです。

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