3月3日はひな祭りです。
ひな祭りとは
女の子の健やかな成長と幸せを願う日のことです。
「桃の節句」とも呼ばれ、雛人形に桜や桃の花、ひなあられや菱餅を飾って、ちらし寿司やはまぐりの料理を楽しむ節句祭りの一つです。
我が家もおひな様(木目込み人形)を飾りました。
木目込み人形(きめこみにんぎょう)とは
1740年頃、上加茂神社に仕えていた職人が、祭事用の奉納箱を作った後に残った木片で木目込み人形を作ったのが始まりと言われています。神官の衣服の端布を使った簡素なものだったそうです。
当時は、加茂で作られていたので加茂人形と呼ばれていましたが、胴体に溝を掘り、友禅などの布地をヘラで入れ込む(木目込む)ことから木目込み人形とも呼ばれるようになったそうです。
その後、時代とともに多様化し、東京の人形師が京都から木目込みの技術を持ち帰り、これに改良を加えて江戸木目込み人形として確立していきました。
我が家のお雛様は、江戸木目込み人形です。
衣装着人形との違い
衣装着人形は、長年の出し入れで、型崩れしたり、細かい部品が壊れてしまうことがありますが、木目込み人形は、型崩れがなく、コンパクトなところが、人気です。
当時は、社宅で、お雛様を飾るのも、しまっておく場所もないので、コンパクトでかわいい木目込み人形を選びました。木目込み人形でさえ、お雛様を飾らない年があったので(不精な私)木目込み人形にしてよかったです。
お雛様を飾る時期と片付ける時期
お雛様を飾る時期は、立春(節分の翌日、2月4日ごろ)から2月中旬にかけてが良いとされています。
節分で豆まきをして厄を払った後に飾ると覚えておくといいと思います。せっかく飾るのですから、1ヶ月くらいは飾りたいですよね。遅くともひな祭りの1週間前までには飾りましょう。
実は、飾る時期よりもしまう時期の方が私は気になります。なぜなら、いつまでも飾っておくと婚期が遅れるという言い伝えがあったからです。でも今回調べていたら、「片付けがちゃんとできないようでは、きちんとした女性になれず、お嫁さんにもなれませんよ!」としつけの意味を込めての言い伝えだそうです。
お雛様をしまうタイミングは、3月3日日を過ぎたら早くしまうということよりもお天気の方が重要です。3月3日を過ぎたら、お天気の良い湿度の低い日を選んでしまいましょう。
手まりずしの作り方
■材 料
お米 2合(水400mlと昆布5㎝と酒大さじ1で炊きます。)
すし酢(米酢60ml、三温糖大さじ2、塩小さじ2を混ぜ合わせます。)
炊き立てのお米にすし酢を合わせて扇風機で冷まします。
■寿司ネタ
鯛、サーモン、ホタテ、きゅうり、ラディッシュ、菜の花
■作り方
きゅうりとラディッシュは、スライスしたら塩水につけてしんなりさせておきます。
ラップに鯛をのせて半分に切った大葉を表を下にしておき、酢飯を大さじ2のせてラップを閉じてくるくるとラップをねじります。
サーモンとホタテも同じようにラップにくるみ、
きゅうりとラディッシュは、水気をとって、ラップの上にのせ、酢飯をのせて、ラップを閉じてくるくるします。
菜の花は、塩茹でして、水気をとり、ラップに菜の花をのせ酢飯をのせて、くるくるします。
一通り巻き終わったら、ラップを外し、重箱に手まりずしを置いて、塩漬けの桜やレモン、桜でんぶなどをトッピングして出来上がりです。かわいい手まり寿司ができました。
はまぐりは、茨城県の那珂湊のお土産でいただいたものです。これ以上大きなはまぐりは、大味になるからといただいたはまぐりですが、それでもかなり大きいです。1つでお椀がいっぱいになります。
菜の花とにんじんで彩りよく、はまぐりの潮汁を作りました。
感 想
1ヶ月ほど前に、お土産でいただいたはまぐりは、塩水のまま冷凍保存していましたが、問題なく美味しくいただきました。ご馳走様でした。
ラッキーなことに、本日ふるさと納税の返礼品のホタテが1キロ北海道から送られてきました。解凍して、手まりずしのネタにしました。はらぺこお姉ちゃまありがとう。タイミングよく届いたので、使わせていただきました。
肉厚で、めちゃくちゃ美味しいです。
YouTubeでは、ちらし寿司と恵方巻きと手まりずしを、アップしましたが、可愛さでは、手まり寿司が一番ですね。
木目込み人形は、丸顔が多いのですが、我が家の木目込み人形は、それほど丸顔ではありません。と言ってももう28年前のものです。こうして、リビングに飾ると、大きな会場で、どのお雛様にしようかと悩んだことを思い出します。買ってくれた、今は亡き、両親のことも思い出されます。子どもが成長し、日々の生活に追われると、年間行事がないがしろにされますが、ちょっと立ち止まって、周りの人達の愛情を思い出すのもいいものです。
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