理学療法士 羽原和則さん

マイブーム

今年最初のゲストは、理学療法士の羽原和則さんです。

1988年に理学療法士になり、初めは国立病院に勤めていましたが、その後フリーになる。

どんな想いで、患者さんと向き合ってきたのかをお聞きしました。

なぜ理学療法士になろうと思ったのか?

元々野球少年だった。将来の夢はプロ野球選手。高校の野球部時代、怪我や腰痛でプロ野球選手の夢は断念しましたが、怪我で練習ができないもどかしさや痛みのつらさを知っていたので、将来は、スポーツ選手を怪我や故障から復活させるお手伝いがしたいと思ったそうです。

そんな時。通っていた整形外科の先生に「理学療法士」という仕事があるよと教えてもらってリハビリテーション学院に入学されたんだとか!

人生を変えた出来事

1987年に養成校の病院実習で、リウマチ患者の痛みを改善させる治療法を目の前で見せていただき、また直接ご指導いただけるという機会に恵まれました。

1988年理学療法士の免許取得後、大阪労災病院に就職します。

初めて担当させていただいた患者さんの言葉が忘れられない。

「膝の人工関節の手術をしたが、痛みがとれない。もう退院なんだが先生どうしたらいい?」

「・・・」

その時の自分は、まだ技術・経験ともに未熟で、ただ自分の無力さを痛感するばかりでした。

「まず痛みを解決しないと始まらない。その技術がないと、この先治療に困るなあ」と思い研鑽に励みます。

治療概念の違いで苦しむ

自分自身の技術が向上するようになって苦しく感じることが増えていく。

手術を治療手段とする整形外科と物理的な調整を手段とする理学療法では、根本的に治療概念が違う。

この考え方の違いが自分の技術の向上とともにどんどんあらわになっていき、自分を苦しめていった。

ついに、1999年にフリーの理学療法士となる。

本の出版が大きな転機となる

2020年8月 「痛みの9割がたちまち消える10秒間接リセット」を出版。

本を読んだ読者から治療依頼があり、実践してみると効果は絶大。治療技術は確信になる。

今後の夢や目標

2001年からご自身が学んだ治療法を教える立場になりましたが、大勢の技術研修会では、どうしても伝わらないと思い、2019年から少人数での療法士育成術を立ち上げ、自ら考案した「3✖️3ステップ」コーチング法を用いて指導していらっしゃるそうです。

2023年から間接リセットセラピスト養成講座を開始しました。その結果、自費で開業していて結果を出せている受講生が増えてきています。

今後さらに講座を終了した受講生には、国際先進医療統合学会の認定セラピストとして地域No.1の療法士になって活躍して欲しいそうです。

大好きなことを見つけたいと思っている人へのアドバイス

魔法のような施術をされていらっしゃる羽原さんはおっしゃいます。

どの世界でも同じですが、昨今、理学療法士を取り巻く環境は厳しくなっています。

治療業界では、効果が出て、患者さんに喜んでもらえると、仕事が楽しくなります。

いち早くそのような経験ができる環境や本物のコーチをみつけて、技術を身につけて欲しいですね。

「痛みを制するものが、リハビリを制す」「痛みを治せるものが、患者を救える」

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